レコメンドのチューニングによって約130%の効果向上を実現した「株式会社カクヤス」

2016.02.23

~継続的なABテストの実施によってレコメンドロジックを最適化、売上約130%向上を実現~

 

「365日物流」「東京23区全域での無料宅配」「1時間枠でのお届け」といった独自サービスで、業務用酒販での全国シェア1位、売上高も業界トップクラスの株式会社カクヤスが運営する『お酒の通販サイト【なんでも酒やカクヤス】』は、2008年に立ち上げられたサイトです。当初は個人向けに酒類を販売することを目的に立ち上げましたが、現在は個人に加え、法人向け販売にも取り組み、取り扱い商品数は酒類を中心に8,000点を超える、日本最大級のサイトです。

2015年10月に、シルバーエッグ・テクノロジー社のリアルタイム・レコメンドサービス「アイジェント・レコメンダー」を同社のサイトにご採用頂きました。今回は『お酒の通販サイト【なんでも酒やカクヤス】』におけるデジタルマーケティング全般の管轄部門、事業開発部WEB販売企画課の古正幹人様にお話を伺いました。

 

kakuyasu

(TOPページからお客様1人1人の行動情報に合わせたリアルタイムレコメンドを活用されています。)

 

▼『お酒の通販サイト【なんでも酒やカクヤス】』の特徴をお聞かせ下さい。

主なお客様層は30~40代の男性です。“酒類”は個人の嗜好が強く影響する商材ですので、「毎月、月初に同じ銘柄のビールをケースで購入」というように、同一商品を定期的に購入されるお客様が多い点は、弊社サイトならではの特徴だと思います。

また、インフラ部分についても大きな特徴があります。通販専用の出荷センターからの配送に加え、【なんでも酒やカクヤス】の実店舗からも配送を行っており、ビール1本から送料無料で、ご自宅に商品をお届けしています。(*1) 「いつでも」「どこへでも」「どれだけでも」という当社の事業目的に合わせて、お客様の立場に立ったサービスを提供すること、加えて、価格以外の価値を感じてもらえるように、こうした付加サービスにも力を入れています。

 

(*1)首都圏(東京、神奈川、埼玉)及び大阪の一部エリアに限ります。

 

▼シルバーエッグのレコメンド導入前の状況について教えて下さい。

2008年に『お酒の通販サイト【なんでも酒やカクヤス】』を立ち上げ、その1年後にはレコメンドエンジンを導入しました。導入当初のサイト売上に占めるレコメンド経由売上の割合は非常に高く、順調でした。ただ、その後もサイト売上が拡大を続ける一方で、レコメンドの効果は減少してしまいました。

改善のための現状分析、チューニング実施にも取り組もうとしましたが、管理画面で確認できるレコメンドのクリック率やコンバージョン率が、良いのか悪いのか、私達自身では判断が難しいです。また、元々少数で運営をしている中でサイト規模が拡大していったこともあり、レコメンドのチューニングに十分な時間を割くことが出来ず、思うように運用が出来ないという非常に歯がゆい思いをしていました。

 

▼シルバーエッグのサービス導入に至るまでの経緯と決め手をお聞かせ下さい。

前述のように、最初に導入したレコメンドでは運用部分に課題を感じていましたので、最も重視したのは運用サポート体制です。レコメンドの価値は認識しているものの、運用負荷が課題となっていたので、サポート体制については、リプレイスを検討した際に各ベンダー様にしつこく、それこそ何度も確認をしました。

その中で、シルバーエッグ・テクノロジーはツールの紹介ではなく、ツールを介して「直帰率が高いサイト」「平均購買点数が低いサイト」等、それぞれのサイトが抱える課題を解決してきた事例が沢山あったので、課題を共有しながら、パートナーとして一緒にやっていけるイメージを持つことが出来ました。

 

もう一つは、ECの購入傾向に即したアルゴリズムを保持していることです。

【なんでも酒やカクヤス】を訪れるお客様は、「今、飲むものが欲しい」という方も多く存在します。例えば春から夏にかけては、前日より気温が高い日に、ビールがより多く購入されるようになります。そういったお客様動向をリアルタイムに反映していくことが、お客様のニーズに応えることにもなると考えていますので、リアルタイム性があるということは非常に重要な要素でした。

 

古正様写真

(株式会社カクヤス 事業開発部 WEB販売企画課 古正幹人様)

 

▼導入後の効果はいかがでしょうか?

レコメンド経由の売上は、以前利用していたレコメンドと比較して、約130%向上しました。(*2)レコメンド経由オーダー、非経由オーダーを比較した場合も、レコメンド経由オーダーの方が平均明細数で+1.6点、オーダー単価で+1,700円と、導入当初より期待以上の成果が出ています。

初回のレビューから早速、新たなレコメンド活用施策や、ABテストもご提案頂いておりますので、今後の更なる効果向上に期待しています。

 

(*2)以前利用していたレコメンドの効果(2014年11月)と、シルバーエッグ・テクノロジーのレコメンドの効果(2015年11月)で比較しています。

 

▼今後の取り組みについて教えて下さい。

来期はデジタルマーケティングをより強化していくつもりです。Webでは、現在利用しているサイト内レコメンド、レコメンドバナー広告に加えて、マーケティングオートメーションと連携した、レコメンドメールの配信等を検討しています。また、実店舗や電話注文のような、異なる販売チャネルでも活用の余地があると考えていますので、Webに留まらない他販売チャネルへの横展開や、家庭用酒販で成功したレコメンドロジックを、業務用酒販へ展開することも考えています。

 

加えて、【なんでも酒やカクヤス】独自のレコメンドも作っていきたいと考えています。先日ユーザーインタビューを実施したところ、「私にはこだわりがある」「他の人と同じは嫌だ」といった感覚をお持ちのお客様が多いことが分かりました。お酒選びを楽しんで頂くために、ゲーミフィケーションの要素も取り込んだ焼酎診断(*3)のような、サービスとレコメンドを組み合わせることや、細かい点で言えば、こだわりのあるお客様にとって、最適なレコメンドのキャッチコピーは何か、というところまで突き詰めて考えていきたいと思っています。

 

(*3)あなたにぴったりな焼酎診断

Yes/Noの2択質問に回答していくことで、豊富な品揃えの中からぴったりの焼酎をおすすめします。

http://www.kakuyasu.co.jp/news/elove/shochu/check/001.html

 

芋焼酎

 

取材後記
カクヤス様は、ユーザビリティの向上や、クロスセルの実現のためにレコメンドを活用することに加え、“焼酎診断”のような自社独自のコンテンツとレコメンドを組み合わせることで、サイトの独自性からの優位性を発揮することを考えられています。私自身も多くのECサイトを見てきた中で、お客様に支持されるサイトには独自性という要素が存在すると感じていますので、引き続き、お客様が訪れたくなる独自性あるECサイトの構築を、ご支援させて頂ければと思います。

(取材:シルバーエッグ・テクノロジー株式会社 吉岡真宏)

 

アイジェント・レコメンダー

人工知能と高等数学を組み合わせたロジックによる、精度の高いリアルタイム・レコメンドサービスです。サイトのアクセス、及び購買状況を「リアルタイム」に把握分析し、その時点で効果的なレコメンデーションを提供することができます。また、各ユーザーの動線を追跡し解析することで一人一人の嗜好に合わせたお奨め商品を表示することができるサービスです。また、充実した管理画面とリリース後のレポーティングサービスにより、費用対効果を明確にすることができます。



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