「アップセル」とは?ECサイトでLTVを最大化するための顧客理解と実践方法


ECサイトの売上向上・LTVにとって重要な「アップセル」とは何か?
この記事では、アップセルの基本的な言葉の意味やクロスセルとの違いやメリットなど超基本を解説します。

さらに後半では、アップセルを成功させるためのデータの活用方法や、いつ・何を・どのように提案すればよいのかについての実践的な成功ステップについても解説しています。

最後までお読みいただくことで、

  • なぜアップセルがLTV向上や安定した収益基盤を築くために重要なのか
  • アップセルを向上させるためにどんな指標を見て、どんな対策を行えばよいか

を理解することができます。
ぜひ最後までご一読いただき、ECサイトの収益強化にお役立てください!

「アップセル」とは?ECサイトでLTVを最大化するための顧客理解と実践方法

【INDEX】

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事業成長の鍵「アップセル」の重要性

新規顧客の獲得はビジネス成長の根幹ですが、その獲得難易度は年々増しているのが現状です。
その背景には、いくつかの要因があります。

ユーザーの価値観やライフスタイルの多様化もその一つです。画一的なメッセージでは響かない顧客が増え、個別のニーズを捉えるマーケティングが不可欠になっています。

オンライン広告は、SNSや検索広告、動画差し込みといった形でこうしたユーザーの多様化に応えてきました。しかしオンライン広告がもてはやされる中、入札単価の高騰が、新規顧客獲得をますます困難なものにしています。
近年の調査では、インターネット広告費は3兆6,517億円(前年比109.6%)となり、総広告費の約半分を占め、年々増加の一途を辿っていることがわかります*。
多くの企業がオンラインでの顧客獲得に注力する結果、広告枠を巡る競争が激化し、新規顧客の獲得単価(CPA)は上昇しているのです。

このような状況下で、特にECサイトや人材サイトなど、オンライン上の取引をビジネスの主体としている場合、「新規顧客獲得だけでは成長が限界にきている」と感じている事業者の方も少なくないのではないでしょうか。

そこで重要になるのが、「アップセル」です。
既存顧客の潜在的なニーズに応え、深い関係性を築くアップセルの改善は、不安定な市場において安定した収益基盤を築くための不可欠な戦略と言えます。

* 電通「2024年 日本の広告費」
https://www.dentsu.co.jp/knowledge/ad_cost/2024/pdf/koukokuhi_2024.pdf

アップセルとは?基本と効果指標、クロスセルとの違い

アップセル(upselling)とは、顧客により高価な商品やサービス、上位プランを購入してもらうことで、「顧客単価向上」を図る戦略です。

例えば、レインウェアを探していて、スポーツメーカーオリジナルの防水素材のウェアを見ている人に対して、それよりも価格は高額ながら、より優れた防水性と透湿性を両立した特殊素材のウェアを提案することで、顧客がそちらを選んで購入すればアップセルとなります。

ECサイトにおけるアップセルの指標

では、どのようにしてアップセルを測ることができるのでしょうか?
ここでは平均注文単価(AOV)とアップセル率という主要な2つの指標を紹介します。

平均注文単価(AOV: Average Order Value)

これは、顧客が1回の注文で平均してどれくらいの金額を使っているかを示す指標です。アップセルは顧客に高価な商品や上位モデルを選んでもらうことで、このAOVを引き上げることを目指します。

AOVは次のような計算によって求められます。

総売上 ÷ 総注文数 = AOV

AOVが向上すれば、同じ数の顧客や注文数でも、全体の売上が増加します。アップセル施策の直接的な効果を測る最も基本的な指標です。

アップセル率(Upsell Rate)

アップセル率は、アップセルを提案した顧客のうち、実際に上位商品や高価格帯の商品を購入してくれた顧客の割合を示す指標です。
アップセル率は次のような計算によって求められます。

アップセルが成立した注文数 ÷ アップセルを提案した総注文数(または総顧客数) × 100% = アップセル率

例えばレインウェアを購入したユーザーのうち、高性能な特殊素材のレインウェアが提案された回数が200回あったとします。このうち実際に提案された高性能のウェアが注文されたのが24回だとしたら、(24÷200)×100 なので、アップセル率は12%となります。

アップセル率が高いほど、アップセル提案の成功率が高かったということができます。
アップセル率は、提案内容が顧客のニーズに合致していたか、効果的なタイミングと方法で提案されたかなどによって左右されます。

アップセルとクロスセルとの違い

「アップセル」とよく似た言葉に「クロスセル」があります。
両者は顧客単価向上という共通の目的を持つ一方で、そのアプローチには明確な違いが存在します。それぞれの特徴を理解し、適切に使い分けることが重要です。

クロスセルは、顧客が購入しようとしている商品やサービスに関連する別の商品やサービスを提案し、一緒に購入してもらうことです。
例えば、レインウェアを購入しようとしている顧客に、防水性の靴や同じブランドの別のウェアなどを提案して「合わせ買い」を促すケースが挙げられます。また、送料無料の金額に満たない場合に、防水スプレーのような少額の消耗品を「ついで買い」してもらうこともクロスセルに該当します 。

クロスセルの効果を測る指標としては、アップセルと同様に平均注文単価(AOV)が重要です 。一度の注文で費やす金額が増加するため、AOVの向上に貢献します。

さらに、特定の商品が購入された際に、関連商品が一緒に購入された割合を示す「併売率(Bundling Rate/Cross-sell Rate)」も、クロスセルの効果を測る指標となります 。

このように、アップセルとクロスセルはどちらもAOVの向上に寄与し、顧客体験を向上する点で共通しています 。

しかし、両者には戦略を考える上で意識すべき相違点があります。

クロスセルは、合わせ買いやついで買いを促すことで顧客の利便性を高め、事業者にとっては売上を補完する意味合いが強い施策です。送料無料やまとめ買いクーポンなど、短期的な売上向上に繋がるキャンペーンも打ちやすいです。

これに対し、アップセルは購入後の顧客満足度にまで深く関わります。顧客の最良の選択を支援することで、長期的にサイトやサービスへの信頼感を高め、結果としてLTVを向上させることに大きく寄与します。

アップセルの4つのメリット

上で述べたようにアップセルは注文単価の向上に貢献しますが、アップセルのメリットはそれだけではありません。

収益増加を支えるアップセルの重要なメリットを4つ紹介します。

1. 顧客満足度の向上

「アップセル」と聞くと、「もっと高いものを買わせる」のだから、企業にとってはメリットでも、顧客にとっては損になるのでは?と感じる人もいるかもしれません。
しかし実際には、上手にアップセルをすることで、顧客も「買ってよかった」と心から満足することが非常に多いのです。

この顧客心理について考えてみましょう。

多くの顧客は、ただ安い商品が欲しいわけではなく、多少値段が上がっても、自分のニーズを最も満たしてくれる「最良の商品」を求めています。

アップセル提案が適切でない場合、顧客は目につきやすく手ごろな価格のベストセラー商品を選びがちです。
本当はその上位モデルの商品の方がその人のニーズに適していても、顧客はその存在に気づきません。例えば、人気のレインウェアを購入したものの、想定した利用シーン(登山など)では蒸れる、縫製から水が漏れるといった不快な思いをするかもしれません。これではせっかく購入しても、結局出番が少なくなることも。
このような安価な提案だけでは、かえって顧客体験を損なう場合があるのです。

顧客の真のニーズを理解し、それに応える効果的なアップセルの提案を積極的に行うことで、顧客体験や顧客満足度を大きく向上させることができます。

支払う金額は高くなりますが、顧客はそれ以上の実用性や満足感、そして「最適な選択ができた」という価値を得られるのです。

2. LTV(顧客生涯価値)の最大化

LTVとは、顧客一人ひとりが一生のうちに、自社の店舗やサービスに対してどれだけのお金を落としてくれるか(どれだけの価値をもたらしてくれるか)を表す指標です。

アップセルのメリット:顧客体験・LTVの向上

顧客満足度の向上は、実はLTV最大化にも大きく影響します。
十分な比較検討ができ、ニーズに合った最良の商品を購入できたという成功体験の積み重ねにより、サイトへの信頼が高まり、購買行動への心理的な障壁が低くなります。
例えば、購入の頻度やリピート、高単価商品への移行がしやすくなります。
このようにして、アップセルは一回の購入額だけでなく、長期的なLTVの向上にも非常に大きなメリットをもたらします。

3. 費用対効果の高さ

サイトの売上を増やすには、新規ユーザーの獲得と既存顧客への購入促進の二つの方法があり、アップセルは後者に該当します。
マーケティングで一般的な経験則には「新規顧客獲得には既存顧客維持の5倍以上のコストがかかる」(1:5の法則)というものがあります。

新規ユーザーは獲得コストがかかり、せっかく流入させてもすぐに顧客になってくれるとは限りません。
これに対して、アップセルをする相手はすでにそのサイトで商品を買ったことのある既存顧客です。
新規顧客獲得のための大規模な広告キャンペーンを打つ必要がなく、メールやアプリ上での提案など、比較的安価な方法でアプローチできます。
サイトでの購入を一度体験したことがある(=信頼されている)ため、決済もスムーズです。

このため、アップセルは既存顧客のリテンションや活性化に大きな役割を果たし、しかも費用対効果も高い戦略と言えます。

4. 安定した収益基盤

アップセルは、予測しやすい安定した売上を確保し、外部環境の変化に強い経営体質を築くことにも有効です

企業の持続的な成長には売上の「安定性」が不可欠です。
新規顧客の獲得は、広告に依存しがちなため費用対効果が低く、外部環境にも影響を受けやすい傾向があります。このため新規獲得に比重を置きすぎると収益が安定しません。

これに対してアップセルの対象は既存顧客であるため、コストや外部の影響を抑えることができます。
加えて、購入履歴や行動データが手元にあるため、次のようなメリットもあります。

  • 利用頻度や過去の購入傾向から、将来の購買動向や効果を予測しやすい
  • 個々の顧客ニーズに合わせたアップセル提案がしやすい

このように、アップセルは、データを基に予測や戦略を立てやすいため、盤石な収益基盤を築くための核となる戦略と言えます。

ECサイトでアップセルを向上させるための実践ステップ

アップセルの重要性は理解できても、実際にどう向上させるのかは悩ましい点です。

実店舗であれば、試着をしたり店員さんがいろいろ勧める過程で実現できますが、オンラインではどう実現するのでしょうか?

ここでは、ECサイトでアップセルを向上させるための「データ分析の重要性」と、「いつ・何を・どうやって提案するか」という観点から実践的な方法を解説します。

データ分析の重要性

アップセル戦略を立てるには、分析理解が不可欠です。
重要なデータ分析を、現状分析、顧客データ分析、セグメンテーション分析の3つの観点で見ていきましょう。

売上と現状の分析

当然ですがアップセルの戦略を立てるならば、現状を理解しなければなりません。

売上データをもとに、現在のAOVとアップセル率を算出してみましょう。
これにより、アップセル向上の余地が見え、今後の戦略効果を測る基準となります 。

顧客データの分析

お店のスタッフならばその人の勘や経験も重要ですが、オンラインの場合、もっと重要なのは顧客データの分析です。

顧客データ(購入履歴、閲覧行動、利用頻度など)を深く分析することで、アップセルの機会を特定し、顧客に響く効果的な提案が可能になります 。顧客の行動データは、彼らが何を求め、何に価値を感じるかを示す「宝の山」です。ECサイトであれば、以下の情報を分析できます。

  • 購入履歴: 過去の購入商品、金額、興味カテゴリ
  • 閲覧行動: 閲覧時間、カート投入商品、離脱ページ
  • 利用頻度: サイト訪問頻度、メルマガ開封状況

これらの分析は、アップセル提案のタイミングや何を提案するかについての具体的な洞察を与えてくれます。

セグメンテーション分析

データ分析ができたら、3つ目のセグメンテーション分析にも取り組みましょう。
ここで言うセグメンテーションとは、顧客を似たような特徴や行動パターンでグループ分けすることです。

セグメンテーション分析を行うことで、それぞれのセグメントの購買行動の動向を掴むことができます。

例えば、「購入後3か月以内の高単価顧客」には、次の新商品のラインナップが出るタイミングでアップセル提案を行うと効果的といったインサイトが得られるかもしれません。
このようなインサイトに基づき、セグメントごとにアップセル戦略を立てることが可能になります。

いつ:購買意欲が高まる適切なタイミング

アップセルを成功させるには、ただ上位商品を勧めるのではなく、顧客の購買意欲が最も高まる「適切なタイミング」で提案を行う必要があります

顧客の購買意欲が高まるフェーズは、大きく分けて次の3つです 。

 1. 商品検討時・比較時
 2. カート投入時・決済前
 3. 購入後

1 の検討フェーズのアップセル提案は非常に重要です。

Amazonのように、特定の商品ページ閲覧時に上位モデルとの比較がしやすい表や関連性の高い商品を表示することが有効です。
このとき、価格だけでなく上位モデルの追加メリットや課題解決への貢献を明確に伝えることも重要です 。例えば、耐久性や重さに不安を持つ顧客には、より丈夫で軽量だとわかるような仕方で別の商品が表示されていれば、価格以外の要素を総合した比較検討の役に立ちます。

2 のカート投入後・決済前のフェーズでは、購入意欲が非常に高い状態です。
しかし、このタイミングで選択肢を与えすぎるとかえって離脱リスクがあります。
ここではアップセルよりもクロスセルが効果的なため、セット購入割引や消耗品の追加による送料無料などが有効です。

いずれにせよ複雑な選択肢を避け、ワンクリックで追加できるような手軽さが重要です 。
3 の購入後は見落とされがちですが、LTVにとって非常に重要なフェーズです。
商品購入から一定期間が経ち、顧客がその価値を実感し始めた頃は、アップセルや関連商品の提案が響きやすい時期です。

これらのタイミングを意識して価値ある情報を提供することで、顧客の印象に残り、長期的な関係構築に繋がります 。

何を: 提案の成功率を上げるレコメンド

タイミングだけでなく、「何を提案するか」という内容の質は、アップセル提案の成功率を大きく左右します。多くのECサイトでは、この重要な提案をレコメンドエンジンが自動的に行っています。

レコメンドエンジンは、顧客の閲覧・購入履歴、類似顧客の行動パターンを分析し、最適な関連商品や上位商品を自動で推奨するシステムです。
ECサイトでよく見る「あなたへのおすすめ」は、レコメンドエンジンの働きによるものです。
アップセルに特化した機能ではありませんが、顧客のニーズに合わせた提案精度の高さが結果的にアップセルの成功率を上げることになります。

レコメンドエンジンの提案の仕組みとして、ここでは「セグメンテーション」と「パーソナライゼーション」について見ていきます。

セグメンテーション:顧客グループに合わせた提案でアップセル率を向上

セグメンテーションはデータ分析のところでも言及した通り、共通点によって顧客をグループに分ける手法です。
レコメンドエンジンは顧客の属性や行動情報からこのグループ分けを自動的に行います。

例えば「Aというブランドを購入した顧客」や「20代の顧客」でグループ分けし、そのグループの傾向に合わせて提案することができます。
もし「20代の顧客層」や「Aというブランドを好む人」はファッション性を重視する傾向があると判明すれば、そのセグメントには同じブランドの新作やトレンドを取り入れた商品を提案するといった戦略が有効になります。

しかし、「20代の顧客」といった大まかなセグメントでは、まだ不十分な場合があります。同じ年代でも、通勤用と登山用では求める用途が異なりますし、同じブランドを好む人でも、ファッション性が好みだという人もいれば、実用性を評価する人もいるためです。

パーソナライゼーション:一人ひとりに最適な提案でアップセルを最大化

このような顧客の多様性に対応し、より高い精度で提案を成功させたい場合は、パーソナライゼーションによるレコメンドエンジンの活用が効果的です。

パーソナライゼーションは、セグメント単位ではなく、顧客一人ひとりの行動や好みを自動的に分析し、それぞれに最適化された商品を提案する手法です。

例えば、同じ商品を閲覧している人でも、通勤用のウェアを探す人と登山用を探す人、あるいはAというブランドの実用性を評価する人とファッション性を評価する人のように、ニーズは様々です。

こうした細かな好みやライフスタイルをAIが学習・分析します。これにより、顧客一人ひとりにとって「まさに今、自分が求めていたもの」と感じられる商品をピンポイントで提案することが可能になります 。

パーソナライゼーション自体にはアップセルを自動化する機能はありません。
顧客一人ひとりのニーズに正確に応えるというパーソナライゼーションの特長により、うまく活用することでアップセル提案の成功率を大幅に向上させることができるのです*。

* 関連事例: AI導入で、より高単価の商品が売れるように!- 「エノテカ・オンライン」
https://www.silveregg.co.jp/archives/casestudy/ENOTECA#04

アイジェント・レコメンダー ご紹介資料

 

どのように:比較検討・不安の払拭でアップセル率を上げるUX

ここまで、何を、どんなタイミングで提案するかを解説してきました。最後に、提案の成功率を大きく左右するサイトでの「見せ方」について掘り下げていきましょう 。

最適な商品を最適なタイミングで提案しても、それが顧客に「なぜ提案されているのか」「自分にとってどんなメリットがあるのか」が伝わらなければ意味がありません。

アップセルがうまくいかない例は、ただ「おすすめ商品」として羅列され、顧客にメリットが伝わらないケースです。
特に高価格な商品の場合、メリットが伝わらなければ、「コストに見合わない商品が表示される」として顧客体験を損なう可能性があります 。

顧客の心理に訴えかけ提案成功率を上げる見せ方のポイントは、具体的なメリットや推薦のロジックを明確に伝えること、顧客の不安を解消する情報を提供すること、そしてわかりやすいUI/UXにすることです。

具体的なメリットを明確にするには、単に価格と画像だけでなく、「なぜこの上位商品が顧客にとってより良い選択なのか」をわかりやすく示します。
例えば、価格と合わせて重量や強度を表示することで、「高額だけど長く使える」「軽量である」ことがわかります。
「#タウンユース」「#防水透湿」といったハッシュタグを表示する方法もあります。

直接的なメリットを示しにくい場合は、レコメンドのロジックを明確に伝えるのも良いでしょう。
「この商品を買った人はこちらも買っています」のように根拠を伝えるだけで、顧客の納得感や安心感が高まり、比較検討の材料となります。

さらに顧客の比較検討や不安解消には、レビュー評価の表示も有効です。
特に高単価商品の提案では、実際の顧客による評価は商品の品質や満足度を客観的に示し、購買への不安を大きく軽減します。

このように、同じ商品を提案する場合でも、それがなぜ勧められているのか、現在検討中の商品と比較してどんなメリットがあるのかを明確に伝えることで、アップセル提案の成功率を大きく引き上げることができます 。
特に高単価商品の提案においては、これらのUI/UXの分かりやすさや信頼性をよく考慮することが非常に重要です。

まとめ

アップセル対策の具体的なイメージができたでしょうか?
復習として本文のポイントをまとめておきます。

  • アップセルとは、顧客により高価な商品やサービスを購入してもらうことで、「顧客単価向上」を図る戦略
  • アップセルの成功を測る指標には、AOVとアップセル率がある
  • アップセル施策は、費用対効果が高く、顧客満足度やLTVを向上させることができる
  • 広告コストやトレンドといった外的な影響を受けにくく、顧客と長期的関係が気づけるため、安定した収益基盤を築くための重要な戦略である
  • 実は顧客にとっても「最良の商品」を購入できるというメリットがある
  • アップセルの成功率(アップセル率)を上げるには、データ分析やレコメンドの精度、さらに顧客にメリットが伝わりやすいUXが重要である

本文の「何を: 提案の成功率を上げるレコメンド」のセクションでは、AIによるパーソナライゼーションの重要性について解説しました。
高精度なパーソナライゼーションを実現するレコメンドエンジンのサービス資料もございますので、詳しく知りたい方はぜひダウンロードください。

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